Xcode で開発を行っていると、プロジェクトファイル以外に多くの関連ファイルが作成されます。
開発機が SSD の場合、ちょっとしたキャッシュもこまめに削除しておかないと、いつの間にかストレージの容量が残り数 GB となった場合、急にビルドが遅くなったり、クラッシュの原因となります。
今回は、iOS アプリ開発時に作成される関連ファイルが保存されている場所や、データを管理するためのメモを残したいと思います。
目次
- 開発のログ・関連ファイル・キャッシュ等を削除する
- まとめ
開発のログ・関連ファイル・キャッシュ等を削除する
Xcode で開発に関連するファイルは ~/Library/Developer/Xcode/ 以下に保存されています。
各フォルダ内のデータについて
Archives
テストフライトでのベータ配布時や App Store 申請時にビルドしたアーカイブデータが保存されています。
直近のものは残しておいてもいいですが、半年以上前のものは削除しても問題ないと思います。
[code]
~/Library/Developer/Xcode/Archives
[/code]
DerivedData
シミュレータにインストールされたアプリデータや、一時的に開いたプロジェクトに関連する派生データが保存されています。間違って削除しても、プロジェクト起動時には必要なファイルが生成されるので、全削除しても問題ありません。
[code]
~/Library/Developer/Xcode/DerivedData
[/code]
iOS DeviceSupport
開発機にインストールされている iOS デバイスのサポートファイルがバージョンごとに保存されています。最新の iOS のバージョン – 1.0 あたりまでを残して、古いものは全て削除しても問題ないと思います。
[code]
~/Library/Developer/Xcode/iOS\ DeviceSupport/
[/code]
iOS Device Logs
各デバイスのログが保存されています。ログファイル自体は大きいものではないので、無理して削除する必要はないと思いますが、1年以上前のデータは全て削除してもいいのではないでしょうか。
[code]
~/Library/Logs/iOS\ Device\ Logs
[/code]
まとめ
開発プロジェクト完了時や、新しい iOS やデバイスがリリースされるごとに、これらのファイルを整理するようにこころがけていれば、快適な作業環境が保てるのではないでしょうか。
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