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Objective-C:StoryboardからUnwind Segueを使用して前の画面に戻る

Storyboad を使用すればコーディングなしで簡単に画面遷移を行う事が可能です。

Xcode5 になってから Storyboard の利便性も少しづつ良くなっていますが、実用性のあるアプリを作成する場合には、View のレイアウトや画面遷移が Storyboard 上だけで完結するわけではありません。

誰しもサンプルアプリを作るのが最終目標ではないはずですので、実戦向けの内容としてまとめました。

INDEX

Unwind Segueを使用して前の画面に戻る(準備)

準備手順

  1. Single View Application」テンプレートを作成し、Xcode の一番左下の「+」から「New File…」で ViewControllerクラスの SecondViewController を追加します。

    img_140714_1


    img_140714_2
  2. Main.storyboard を選択し、ViewContoroller を配置します。

    img_140714_3
  3. storyboard 上の ViewController を選択し、identity inspector タブ > Custom Class から SecondViewController を選択します。これで storyboard で追加した ViewController と SecondViewController が関連付けられました。

    img_140714_4
  4. storyboard から ViewController と SecondViewController に 画面遷移のための UIButton をそれぞれ配置します。

    img_140714_5
  5. 画面遷移を確認しやすくするため、SecondViewController.m の viewDidLoad に 以下の1行を追加し、SecondViewController の背景色を赤に変更します。(背景色は Storyboard 上のインスペクタで設定してもかまいません。)

    [code]
    // SecondViewController.m
    – (void)viewDidLoad
    {
    [super viewDidLoad];
    self.view.backgroundColor = [UIColor redColor];
    }
    [/code]

  6. 準備完了

ここまでで、プロジェクト内には以下のファイルがある状態となります。(※AppDelegate.h/mを除く)

  • Main.storyboard
  • ViewController.h/m
  • SecondViewController.h/m

Unwind Segueを使用して前の画面に戻る

次に Storyboard の Unwind Segue を使用して画面遷移の設定を行います。

Storyboard の Unwind Segue を使用し設定する

  1. Storyboard の ViewController に配置した UIButton を右ドラッグし、SecondViewController 上で離します。今回は segue を modal としました。これで アプリをビルドして ViewController 内のボタンをクリックすれば SecondViewController へ遷移します。(この状態では SecondViewController から ViewController へは戻ってこれません。)

    img_140714_7
  2. 続いて、SecondViewController の UIButton をクリックすれば ViewController へ戻るためのメソッドを ViewController.m に記述します。(SecondViewController.m ではないので注意。)メソッド内に NSLog を記述していますが、空でもかまいません。

    [code]
    // ViewController.m
    – (IBAction)firstViewReturnActionForSegue:(UIStoryboardSegue *)segue
    {
    NSLog(@”Return to ViewController”);
    }
    [/code]

  3. Storyboard の SecondViewController の 緑色アイコンの Exit をクリックし、Connections inspector タブを選択すると、上記 firstViewReturnActionForSegue が表示されるので、右の「」から今度は左ドラッグSecondViewController の UIButton へ接続します。

    img_140714_8
  4. 以上で双方向からの画面遷移の設定が完了しました。

まとめ

ViewController 間での値の受け渡し等も後日まとめてみたいと思います。お疲れ様でした。

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