先週3日金曜に Nintendo Switch が発売されました。
Nintendo Switch に関しては、発売前より性能・開封・不具合報告等様々な情報があり、このプロダクトの注目の高さが伺えます。
任天堂のゲームは好きですが、今回は個人的なバイアスを排除して Nintendo Switch をレビューし、実際に買ってよかったアクセサリ等を紹介したいと思います。
目次
- Nintendo Switch 概要
- 液晶保護シートは必須
- 純正ケースは価格相応の満足度
- テーブルモードの充電はこれで解決
- Nintendo Switch Pro コントローラについて
- まとめ
Nintendo Switch 概要
本体についての詳細は公式ホームページや、YouTuber が解説してくれているので、ここではさっくりと概要を説明します。
性能
Switch を検討するユーザーはあまりマシン性能を気にする傾向にはありませんが、単純に数値だけで判断すれば PS3 とほぼ同じ、 PS4 の10分の1程度、と考えればいいかと思います。
デザイン
これまでの任天堂らしい おもちゃ感 を排除したモダンなデザインとなっています。
Switch はハード・ソフト開発全般においての外観・グラフィックデザイン等においては、若手社員の意向がふんだんに取り入れられているとのことです。
品質
任天堂プロダクトの特徴である、耐久性、クラッシャブル構造、誤飲防止策といった、子供の利用を想定した工夫がこれまで通りいたるところに見受けられます。
コントローラ
Joy-Con と呼ばれるコントローラが Nintendo Switch の ユニークな特徴 だと思います。
Joy-Con 自体のコントローラとしての役割は、ユーザーにとってそれほど新鮮な体験ではありませんが、ポータブルできる本体に対して、2つのコントローラが標準で付属 していることは、家族・友人とゲームを楽しむ敷居を低くすることに貢献しており、任天堂が掲げる「ゲーム人口の拡大」につながるアイデアだと感じました。
Joy-Con のもう一つの特徴である HD 振動に関しては、現在のところローンチタイトルである 1-2スイッチで体感できます。
確かに 繊細な振動を再現できている と思いますが、プレゼンテーションからの期待値が大きすぎたためでしょうか、思っていたほどすごいとは感じません でした。
注意点
個人的に購入時に気づいた Nintendo Switch に関する注意点です。購入時の参考になさってください。
- Pro-Con のカラーリングは店頭で確認する
- ネオンブルー/ネオンレッド の ネオンレッド は画像で見るより 強烈な蛍光色 なので直接確認することをお勧めします。
- 本体や Pro-Con をケースに入れない方がよい
- ケースが Switch 本体・Pro-Con 間の電波を遮蔽する場合、Bluetooth 通信エラー等でコントロールの接続不良となる可能性があります。
- 本体や Pro-Con にステッカー等を使用しない方がよい
- 本体や Pro-Con 表面処理のコーティングがステッカー等を剥がすとき、一緒に剥がれてしまうみたいです。
ここで紹介したアイテム
※プレミア価格になっている場合、特別な理由がない限り、プレミア価格で購入はしないようにしましょう。
液晶保護シートは必須
おもちゃであることと価格である程度判断できると思いますが、Nintendo Switch のスクリーンはガラスではありません。
海外の報告では、ドックからの抜き差しによりスクリーン表面に細かな傷がついた と報告が入っていますので、スマートデバイス以上に 保護フィルムは必須 だと思います。
今回使用したのはこのガラスフィルムです。
評価は低いですが、モノ自体にはなんの問題もなく、ガラスフィルムの特徴である「やり直しがきかない」ことを知らないで、普通のフィルムと同じ感覚で施工し 失敗したユーザーの評価 です。
なお、このガラスフィルムは、Nintendo Switch スクリーン下部にあるスピーカー部分は開くように設計されています。
ガラスフィルムは1発勝負 ですので、本体開封と同時に風呂場に直行し施工しました。作業時間は1分程度で完了します。
コツは、画面に対しガラスフィルムの 外側にどの程度遊びがあるかを実際に目視 し、ガラスフィルムの保護シートを外してからは 長辺1片を目視で確認した余白分で合わせ、その位置を信じて フタを閉じるようにパタンと倒し一気に貼り付けること です。
自信のない方は、無理をせず通常のフィルムを選択すればいいかと思います。
ここで紹介したアイテム
純正ケースは価格相応の満足度
純正ケースはケースのロゴがクリアーで印刷されているため全体的に控えめで、大人が持ち歩いても恥ずかしくない シンプルで上品なデザイン です。
今回はガラスフィルムを別途購入しましたが、ケースには 保護フィルムも付属 しているので価格相応の商品だと思います。
ケース内部にはパーティションがあり、そこにゲームソフトやメモリカード等が収納できます。
パーティションを立てると本体のスタンドを利用することなく、丁度良い角度でテーブルモードでのゲームが楽しめます。
ここで紹介したアイテム
※プレミア価格になっている場合、特別な理由がない限り、プレミア価格で購入はしないようにしましょう。
テーブルモードの充電はこれで解決
発売前に テーブルモードでのプレイ時に給電ができない ことが話題になっていましたが、本体の機能として充電できなくなっているわけではありません。
今回 Switch のために購入したスタンドは、Nintendo Switch 専用のものではなく、
スマホ・タブレット用のスタンドです。
USB-C の給電コネクタが本体下部にありますので、本体下部が開くような形状のスタンドに立てかければ、テーブルモードでプレイしながらの給電は可能 です。
値段は 3,000円弱と少し高いですが、Nintendo Switch だけではなく、iPhone や iPad とも兼用できますし、剛性、重量ともにしっかりしており、角度・高さ調整がフレキシブル、コンパクトに折りたためる ので非常にオススメです。
ここで紹介したアイテム
Nintendo Switch Pro コントローラについて
「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」をプレイする方は
Nintendo Switch Proコントローラーは 必須 だと思います。
その理由は、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドでは、プレイ中に「+」「-」ボタンへ頻繁にアクセスする必要があるのですが、Joy-Con の「+」「-」ボタンが押し辛い位置にあるため です。
左十字キー、右スティックも「+」「-」ボタン同様頻繁にアクセスしますが、親指に無理な負担をかけることなく操作可能です。
ゲームコントローラとしては高価ですが、Bluetooth ゲームコントローラとして PC でも利用が可能 ですし、機能面・ビジュアル面においてすぐれたデザインですので、1台持っておいて損はないと思います。
最後に、海外でも話題になっていましたが、任天堂の粋な計らいが Pro コントローラには施されています。
Pro コントローラの 右スティックを下に倒す と見える基盤に
[code]
THX2
ALLGAMEFANS!
[/code]
とプリントされているみたいです。
実際に自身の Pro コントローラで確認しましたが、実在しました。
任天堂開発者の自社やユーザーに対する愛を感じますね。
ここで紹介したアイテム
※プレミア価格になっている場合、特別な理由がない限り、プレミア価格で購入はしないようにしましょう。
まとめ
ゲーム機である以上、比較対象が iPhone、iPad、据え置きで性能重視の PS4、何十万もかけたゲーミング PC 等となるのは、仕方ないのかもしれませんが、価格 30,000 円のプロダクトとしては、すごくよくできていると感じました。
Nintendo Switch は本体の単体販売でも「逆ざや」とならないビジネスモデルとのことなので、生産・開発から流通において徹底的にコストを見直していることが伺えます。
WiiU 以前から問題となっているタイトルの少なさに対しては、これまでの自社開発依存から、サード・インディー開発者を巻き込むエコシステムを構築し解決しようとする姿勢があり、今後に期待できます。
スティーブ・ジョブズの最後のプロダクトが iPhone 5 とするなら、前任天堂社長の岩田さんの最後のプロダクトがこの Nintendo Switch に該当します。
岩田さんのプレゼンが見られないのは残念ですが、Wii の成功 と WiiU の失敗 から生まれた Nintendo Switch は、ゲームが好きな方であればオススメのハードだと思います。
この記事がみなさんのお役に立ちましたら、下記「Share it」よりブックマークやSNSで共有していただければ幸いです。