結局前回の申請はリジェクトだった。資料提出から翌日のことだった。
度重なるリジェクト
リジェクト理由は主機能が動作しないというもの。
これまでのリジェクトと違い、その内容があまりに絶望的で、問題解決の糸口が見つからず途方にくれていた。そもそも、開発時に不具合が認められるようなものを申請などしないからだ。
自分はこれまでの幾度とないリジェクトにも、Appleの審査基準やその厳しさに不満を感じたことはなく、今回のリジェクトも真摯に受け止めていた。
レビュワーへリジェクトの理由を問いただす
まずはいつもどおり、ありのままの質問をレビュワーにぶつけてみた。
(ここから)
主機能が動作しないようなものを申請に出したりはしません。私の環境下ではアプリは問題なく動作します。この主機能は設定でオンとオフが切り替えられるようになっており、ここがオフであると、問題とされる機能はもちろん動作しません。
しかしながら、この理由以外で動作に問題があるのであれば、私はアプリを改善しなければいけません。問題の再現を行いたいので、出来ればその詳細を教えてほしい。
(ここまで)
この質問を投げたのが金曜日だったため、返答は最短でおそらく休み明けの月曜日と思っていた。
その間に、この問題を解決するための手段を検討し、アプリの設計を最初からやり直し、デバッグについての勉強を始めた。メモリ管理もARC頼みで中途半端な知識しかなかったので、もう一度メモリに関する基本からやり直しだ。
突然のリリース報告
そんな矢先、突然Appleからリリースの報告が来た。拍子抜けとはこの事だ。
リジェクトに理由は必要でも、リリースに理由はない。
まるで恋愛のようだが、リリースされた理由は、おそらくテストユーザーが問題の機能をオフの状態で使用し、それを不具合と認識したため、アプリの設計には問題がないと判断されたからではないだろうか。
ただし、アプリ自体に全く問題がないわけでもないはずだから、アップデートで随時改善していこうと思う。
まとめ
今回のリジェクト連発の経験で、いろいろと分かってきたこともあるので、その件についても後日まとめて記事にしようと思う。
肝心のアプリの詳細についても現在準備中なので、準備が整い次第公開予定。
とりあえずリリースできてよかったー。