iPhone X、Apple の予想通りには売れてないみたいですが、とてもいいです。
そんな iPhone X の注目される機能は Face ID だと思いますが、カメラにも ポートレートモード という強力な機能が実装されています。
今回は iPhone X でポートレートモードを使って、本来の撮影対象である人ではなく、静物を撮影した場合 のレビューをしてみたいと思います。
目次
- iPhone X ポートレートモードの実力
- まとめ
iPhone X ポートレートモードの実力
室内で単調なカーペットと、1.0m 奥にガラス戸という環境で、被写体には 750ml リカーボトルにしました。
被写体との距離はポートレートモードで表示される UI に従い、約1.0m 離れて、同じ位置から撮影し比較したものとなります。
自然光
ボトルキャップのあたりと、ラベル周辺の輪郭がややぼやけてしまいましたが、被写体が強調され、いい絵になっていると思います。
スタジオ照明
自然光との違いがあまり感じられませんが、被写体自体が若干明るく感じられます。
輪郭強調照明
自然光やスタジオ照明でぼやけていた輪郭が、少しだけ強調されています。
ステージ照明
輪郭周辺にカーペットの赤が浮かび上がってしまい、ボトルが発光しているような結果になりました。
撮影した画像を画像編集ソフトで仕上げれば、作品ポートフォリオ等に使えそうです。
ステージ照明(モノ)
上記ステージ照明のカラーから色情報を破棄しただけですが、モノクロになるとボトルの輪郭の光が反射光にも感じられ、絵としてなりたっている感じがします。
まとめ
今回は 室内で静物を撮影する、というポートレートモードの撮影条件を大幅に無視した検証となりました。
結論から言うと、撮影場所(背景)が「ある程度奥行きのある空間」かつ、撮影対象が「人間の頭部くらいの大きさ」であれば、対象が人物でなくても、被写界深度の効いた 印象的な写真を得ることができる と思います。
使用する場面が限られてしまいますが、条件によっては一眼レフに迫る撮影が可能ですので、積極的に使っていきたい機能だと感じました。
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