日本時間 3月9日の午前2時より Apple のスペシャルイベント Spring forward が開催されました。
今回のイベントで、発表されると事前に噂されていたプロダクトは以下の通りでした。
- iWatch
- MacBook Air 12.2(12.9)インチ
- iPad Pro
iWatch がらみで Apple TV 等の発表も噂されていましたが、個人的には今回のイベントは iWatch のみの発表にとどまると予想していました。
それでは、実際はどうだったかをみていきましょう。
スペシャルイベント Spring forward の概要
Apple Store
中国に出来た Apple Store の紹介から。デザインもさることながら、この建築技術はすごいですね。
Apple TV
Apple TV の新しいストリーミング HBO の紹介の後、Apple TV が $99 から $69 へのの値下げを発表しました。
Health Kit Medical Research -> Reserch Kit の紹介。単なる健康に対してではなく、ガンや高血圧、といった個別の初期症状に対して調査を行い、健康を管理するためのアプリ開発を容易にするオープンソースSDKです。アプリからタッチテストや声による病気の判定等が行えるようです。
MacBook
MacBook の発表です。iWatch より先に来ました。これはサプライズです。
これは薄い。しかも iPhone 同様、従来のシルバーに加え、スペースグレイとゴールドがラインナップとして追加されています。
Retine 12インチです。 2304*1440ピクセル。
ずっと気になっていたヒンジの部分まで、全てアルミニウムになりました。
キーボードのキーも全く一からの新しい設計。キータッチの感触がどうなっているのかが気になります。
キーのLEDが各キー毎に配置されています。
トラックパッドも圧力感知が実装され再設計されています。クリックする、タップする以外に強く押す、といったジェスチャーによるコントロールが可能になっているようです。
MacBook 初のファンレス。これは嬉しいですね。
ロジックボードが 67% 小さくなり、空いた部分に隙間なくバッテリーを敷き詰めています。この辺に Apple の本体を薄くすることへの執念を感じます。
ただ、これだけ効率よくバッテリーを配置しているにも関わらず、バッテリー持続時間は MacBook Air 11インチと変わらないみたいです。やはりそれだけ Retina は消費電力が激しいのでしょう。
電源、ディスプレイ、HDMI、USB、すべてのポートが USB-C 端子に統一。
新しい MacBook の外観サイズは 28.05cm × 19.65cm × 1.31cm(最大)、現行 MacBook Air 11インチ のサイズが 30cm × 19.2cm × 1.7cm(最大)です。
よって、奥行きは Air より 0.4cm ほど大きくなってしまいますが、幅はほぼ 2cm 小さくなり、画面サイズは 12インチと大きくなっています。
価格は $1299 $1599 の2つ。4月10日に発売。1ドルを120円で換算すると、155,880円、191,880円となりますが、Apple Store の日本の価格は 148,800円〜となっています。いずれにせよ円安が堪えますね。
4月10日発売。これは即買です。
Apple Watch
Apple Watchです。
ファッション性をアピールしています。
前回の発表から大きな変更はありません。やはり気になるのが18時間というバッテリーの持続時間。iPhone と違い、毎日腕に着用する時計としてはいかがなものかと思います。
アルミ、ステンレス、とボディの素材と価格についての説明。ステンレスは$500オーバーです。高い。ゴールドの価格発表はないようです。ここらへんはクロージャーなのでしょう。
4月10日予約開始。24日発売。
まとめ
サプライズは MacBook でした。Apple の ノートブック に関しては、今回の MacBook で完成してしまったのではないでしょうか。
少なくとも向こう5,6年は、マイナーアップデートもこのデザインで乗りきれるように、内部が設計されていると感じました。
また、この新しい MacBook の見た目はより薄く軽くなった Air なのですが、プロダクト名に Air が見当たりません。今回、既存の MacBook Air のアップデートは行われているようですが、今後は Air が消えていき、MacBook Pro と MacBook にラインナップが変わっていくのかもしれません。
iPhone 6 / 6 Plus の発売以来、販売不振の続く iPad に関しては Pro の発表はありませんでした。
今回は Apple Watch のためのイベントと思っていたら、MacBook のお披露目があり、嬉しい誤算でした。
Apple Watch は自分には不必要ですが、 MacBook は発売したら早速買い換えたいと思います。
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