Apple:iPhone 5sとMac miniとファミコンと・・・
先日発売されたiPhone 5sの性能が3年前のMac mini(Mid 2010)とほぼ同等らしい。
Macs Futureのおこなったベンチマークテストによると、GeekbenchでのスコアがMac mini(Mid 2010)は2572、iPhone 5sは2552と僅差に迫っています。
product name | score |
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MacBook Pro (13inch Mid 2009) | 2592 |
Mac mini (Late 2009) | 2588 |
Mac mini (※Mid 2010) | 2572 |
iMac (Mid 2007) | 2462 |
MacBook Pro (Late 2008) | 2452 |
※Macs Futureでは(Eary 2010)となっていますがWikipediaによると2010モデルは(Mid 2010)となっているため修正しています。
product name | score |
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iPhone 5s | 2552 |
iPhone 5 | 1269 |
確かiPhone 5がiPhone 4の倍以上のスコアだったと思うのですが、そのiPhone 5をiPhone 5sがさらに倍、といった倍々ゲームが続いています。どこまでいってしまうんでしょうか(笑)
iPhone 5sとMac miniとファミコンと・・・
今回のiPhone 5sとMac miniのような、ベンチマークの比較による「数年前の〇〇に追いついた」というネタは、コンピュータが一般普及してからは決して珍しい話ではありません。
このニュースを見た時、月面着陸で有名な「アポロ」に搭載されていたコンピュータの性能が、かつての任天堂のゲーム機「ファミコン」以下だという話題をふと思い出しました。
アポロに搭載されていたコンピュータの性能はファミコン以下
当時この話を聞いたときは、両者の目的やコストの違いは頭で理解しつつも「ファミコンで宇宙に行ける」とおもいっきり笑ってしまったのですが、それと同時に目的を達成するための技術(手段)はそれほど多くを望むものではないと考えさせられたのを今でも覚えています。
コンピュータと使用する側である人間との間に乖離がみられる昨今ですが、CPU性能の向上は一般ユーザーが操作性や体感速度の向上といった、ヒトの感覚で理解できるユーザビリティとして恩恵が受けられるので、技術革新はやはり歓迎すべきことだと思います。
まとめ
人類が宇宙を夢見ていた時代から、ポケットに電話どころかコンピュータをも携帯する時代になりました。
人間のリソースを補う目的で発明されたコンピュータ技術が、「多くの部分」で人間を追い抜き、進歩を続けています。
自分が新しい技術にどこまで追いついていけるのかは想像もつかないですが、コンピュータの「多くの部分」以外の部分で最新技術を活用し楽しんでいこうと思います。
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